お金を払えばどんなものも手に入りますが、標準仕様の中から選ぶとなるとなかなかどんぐりの背比べで決められなかったキッチンについての感想です。
ゆちゃんちの家は吐くほど悩んでHクラスの中からLIXILのリッシェルSIになりました。
※Hクラスとは選択肢の中の高級なグレードを指します。他にSクラスなどがあります。
吐くほど悩んだ話はこちらからどうぞ。
展示場には様々なキッチンがありますが、実際に使ってみないとわからないですよね。
キッチン選びに悩みに悩んでいる方にとって使用後の感想で背中を押せればと思います。
LIXILのリッシェルSIで悩んでいる人もそうでない人も読んでいただけると嬉しいです。
リッシェルSIてどんなの?
こんなのです。
ちょっと前は井川遥さんがCMに出演されてました。
ヘーベルハウスのキッチンは4社から選ぶことが可能です(私の時、2019年はそうでした)。
HクラスからLIXIL、トクラス、ヘーベルオリジナル(永大産業)。
Sクラスにクリナップです(LIXILもバージョン違いで選べました)。
LIXILの特徴として感じた特徴は以下の通りです。
•セラミックトップが選べる。
•収納が多い。
•シンクが広い。
•扉等本体の色の選択肢が広い。
なんでしょう、特にマイナス点があるようには感じないです。どこをとっても平均点以上はとっているイメージでしょうか。
大きく一歩リードしているのはセラミックトップが選べる点ではないかと思います。
各々の機能や場所ごとにレビュー
リクシルとはなれてしまう箇所もありますが、キッチンという枠でご紹介させていただきます。
大きさ•種類
24P型です。
つまり240センチのペニンシュラ型です。
大人2人なら余裕です。
大人3人でも作業はできます。
全体としては広すぎず狭すぎずです。
いや、全然狭くないです。
シンクとIHコンロの間の作業スペースは約65センチです。
まな板おいて、ボウル使ったり、バット使っても余裕です。
高さ
85センチです。
私の身長は約160センチです。
高さを決める基準としてよく聞く2点の方法があります。
①身長÷2+5
②ひじの高さ−10
ちなみに旧居は古かったせいか80センチの高さでした。洗い物は特に腰が痛かったです。
で、使いやすさはと言いますと
シンク:
食洗機のおかげで洗うものは激減してるため使用時間は少なく、高さとしても腰痛への影響は少ないです。
作業台:
最初の1.2日は慣れませんでしたが、今は使いやすいと思ってます。普通の野菜等は全く問題ないです。南瓜などの少し力のいるものは少しだけかかとを浮かせます。
IH:
使いにくいと思ったことはないです。炒めたり、混ぜたりなどの作業は問題ないです。
鍋を振りたいとなると膝の位置が低いので、少し振りにくいです。
普通はIHでは鍋を振らないらしいのですが、振りたい時があるのでそう感じます。
天板
セラミックトップです。
熱に強く、衝撃に強く、汚れにも強い。
良いことづくめだと思っています。
熱々のお鍋やオーブン料理を何も考えずに置くことができるのって、実は気が楽だと思います。
なぜなら、あつあつのものを扱う時って、ドキドキしたり焦ったりしてることが多いからです(私は)。
傷もつきにくいとのことで、鍋を雑に(気軽に)置くこともできます。
傷自体ついてるのかなんなのか見た目ではわかりません。
今のところ目に見える傷はついてないです。
汚れも染み込んだり、跡になることなくちょっと時間が経った汚れでも拭けばすぐに落ちます。
鍋敷きを敷いたり、丁寧に扱ったり、すぐに掃除をしなくてはならないという一手間(私にとっては一手間)がなくなります。
ただ、こちらでも書いているのですが
ガラス類は気をつけています。
置くだけでは割れないです。
ガラスは擦れた後がつくのが嫌なので引きずらないように気をつけています。
ここがちょっと気になる点ではあります。
シンク
ステンレスシンクです。幅は約95センチです。
天板との継ぎ目ができてしまうので、それを嫌がる方はいるかと思います。。私もその中の1人でした。
が、やってしまえばそんなに気になるものでもなかったです。
掃除もたまにサボってしまう時もありますが、ここの汚れはスポンジや付近で擦ればすぐに落ちます。
数年後の劣化は予想されますので、今のところは問題ないと言ったところでしょうか。
何よりも、シンクは広いにこしたことないと思っています。
シンクに洗い物をため込むタイプの私のような人間には特にありがたいです。
大きなお鍋などを洗うときに周りにぶつかったりしないのはストレスフリーなのがお気に入りです。
ちなみに、ハンズフリーの自動水栓にしました。
無ければないで済むものとはわかっていますが、これはもうこれしか使えないくらい気に入ってます。
浄水器ないですけどね。
換気扇
IHと連動です。
お掃除機能とかはついてないです。
トクラスは換気扇のお掃除不要なのがウリですし、クリナップもオプションで自動洗浄のものが選べます。
リクシルは換気扇は特徴は無かったような気がします。
でも、シートすれば汚れにくいですし、取り外しも簡単なので、お掃除自体は面倒でないです(放置し過ぎなければ)。
頻度は他のメーカーよりも多くしたほうがいいとは思います。
そこが面倒なんですけどね。
そして、連動って楽ですね。
連動なんて機能いらねえょ。って思ってましたが、一つ気にすることがなくなるのであると楽です。
新しい家って自動やら連動やらが多くてどんどん頭が悪くなるような気がします。
油ハネガード
ハーフサイズのものです。
これね、すごく悩んだんですよ。フルにするかハーフにするか。
見た目としてはレストランのオープンキッチンみたいなイメージになるかと思いフルがいいなと思っていたのですが、IAさんに掃除の範囲が広がって面倒だ、と言われハーフにしました。
油の跳ね具合ですが、ガードの向こうまで飛ぶことはありますが、気に病むほどではありません。
ガード自体にもそんなにはついてません。
鍋からガードまでが距離があるからかもしれません。
どちらかというと、距離的には手前の方が油の方が気になります。
ちなみに肉料理はよくしますが、揚げ物はほとんどしません。
料理好きの方の参考にならずすみません。
正直、ハーフかフルかで掃除の面倒が変わるとは思わないです。
どこを掃除するかが変わってくるのかなと思います。
ガラスなのか、ガードの向こうなのか。どこが汚れるのが嫌なのか、掃除のしやすさを気にするのか、そんなところが天秤にかけるところだと思います。
収納
とても気に入ってます!
※これは下段です
レトルトのミートソースの箱や5個セットのインスタントラーメンなども立ててしまえます。
※これはIHのすぐ下です。
引き出すと2段に分かれてます。
2段に分かれることによって収納力アップです!
自分で工夫をしなくても収納力が高いというのは不器用な私には助かります。
使いやすくするための情報も出回っているのに、自分でしようとするとどうしたものかうまくいかない経験が多いです。
これがなかったら行き場をなくしたものたちがあふれていたかもしれません。
そして、背面に収納つけてます。
これが我が家のリビング収納代わりです。
板の枚数は4枚、高さは変更可能です。
奥行きが約24.5センチと広くはないですが、なかなかの収納力だと思います。
これがなかったら行き場をなくしたいろんなものが溢れ出ていたかもしれません(2回目)。
リクシル製ではないけれどもご紹介
コンロ
日立です。
IHにするかガスにするか迷いますよね。
お掃除の楽さを気にするならばIHおすすめです。
今のIHってすごいです。
昔のと違ってガラストップだから(昔使ってたのはガラスではなかったのです)擦り傷みたいなのはつきにくいですし、汚れも落ちやすいです。
タイマーがついてたり、温度調節ができたりします。
ただ、使いこなせるかと言われれば使いこなせてないです。
真ん中のサブ的なIHはほぼ使っておりません。
つまり、使いこなせなくても、普通に使用するだけで日々の料理に困ることはありません。
料理は火力命だー!という方でなければおすすめです!
そして、私が助けられているのはグリルです!
グリルに至ってはオーブンと同じくらいの機能がついてます。驚きです。
冷凍の魚を解凍せずに焼くことができるのがお気に入りです。
↑って思ってたんですけど、うちのバージョンは一つ前のもので解凍しないと焼かないでくださいってパンフレットで確認しました。アプリ(アプリはおそらく最新版向けのものと思われる)使ってたので勘違いしてました。
でも、自分で火力や時間を調節しなくても、かなりの量のレシピがあるので、それに従ってボタンを押せば、ほぼ失敗なく仕上がります。
ほったらかしで1品できるのはとても助かります。
食洗機
浅型です。
メーカーはリンナイです。
キッチンのサイズ的に浅型しか不可でした。
SNS上ではネコも杓子も深型を推奨してますよね。
実際、その通りだと思います。
お鍋やボウルは入らなくもないですが、入れてしまうと他のものが入りません。
なので、もっぱら食器含む小物類を洗っています。
鍋やボウルは手で洗うのですが、逆に考えると、手で洗うものは鍋やボウルだけなのです!
ないより全然いいです。
浅型ならいらないや、とは全くなりません。
ちょっと使いにくいところ
大まかな機能はとても使いやすいのですが、ちょっと気になる使いにくいなって思ってる箇所が3点あります。
まあ、程度と内容的には言いがかりみたいなものなので読み流してください。
①電源の位置
使い勝手の問題じゃなくて、子どもの手が届く位置にあります。
手が届かない位置の方が安心でした。
ここしかないのかもしれませんね。
②タオル掛け
慣れるまでタオルをつけにくいなぁって思いながら使ってました。
あと、タオルがずれやすいです。
そして、取手が邪魔して可動域が狭いです。
③背面収納の取手
これは決める時に気にもしなかったので、取手無しタイプにできるかどうかはわからないのですが、何も言わないと取手アリになります。
背面収納の位置がちょうど通り道なので、取手がなければよかったのになって思ってます。
取手なしの商品自体はLIXILにはあるようです。
後悔は•••?
ない!
セラミックトップが予想外の出費(約18万)だっただけでないです!
特筆すべき特徴は見当たらないものの、全てが平均点以上だと思います。
私個人としては、広いシンクには助けられており、セラミックトップの見た目も機能性も好きですし、棚の底はステンレス製なので清潔感もあり、掃除も楽で全体的に扱いやすいです。
営業さんから「キッチン決めるのにこんなに悩む人は初めてです」って言われてモヤーっとしたのも今となってはいい思い出です。
まとめ
悩んで悩んで決めたリクシルのキッチンの感想でした。
ヘーベルハウスの標準仕様のメーカーは、あちらを立てればこちらが立たずな状態ですが、言い方を変えるとメーカーごとにわかりやすい特色があるとも言えます。
『リクシル』と言われても、よく聞く水回りのメーカーだという印象はあれど、これだ!という印象はない方も多いと思いますが、全てにおいてが平均点以上であると言え、とてもバランスの良いキッチンだと感じています。
キッチンで悩んでいる方、参考にしていただけたら嬉しいです。
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