家を建てるときに、その家の主役である私たちの住みやすさや生活習慣を軸に家を建てると思います。
そりゃそうです。
でも、家を建てる時に〝お客さまが来た時のために”って考えることが結構ありました。
結論から言うと、なかなかそこまでの要望を取り込む余裕はなく、採用できなかった物がたくさんあります。
そんな視点で今日の話は進めていきます。
お客さま来るのか問題
新しいおうち、誰かに見てもらったときに感心して欲しい!褒めてほしい!なんてことをチラッと頭の中をよぎってました。
しかしながらゆちゃんの家は30坪で、予算もギリギリです。
自分たちのための要望すら詰め込めるか怪しいのが現実です。
家作ってる時って、ちょっと頭おかしくなってることあるので一度冷静になって考えてみます。
考えてみました。
考えた結果は
お客さまはそんなに来ない
以上です。
どんなお客さまを想定するのか
お家事情は人それぞれですから、お仕事や立場上、本当にお客さまが頻繁にいらっしゃる方もいるでしょう。
かつ、そのお客さまたちからの印象を良いものにする必要がある方も必ずいると思います。
そういう方はお客さまのことを考慮したスペースは必須ですよね。
一方ゆちゃんちの場合ですが、先ほど、お客さまはそんなに来ないと言いましたが、そんなに来ないだけで少しは来ます。
ではどんなお客さまが来るのでしょうか?
親族と友人(数えられる程度の人数)
以上です。
頻度も年に数回です。
もっときてほしいけど。
子どもが大きくなったらもう少し増えるかもしれませんし、お友達連れてきてほしいですが、それも必ずではないと考えます。
ゆちゃんの家は親族は気遣う間柄ではないですし、泊まる場合も寝るところさえあれば問題ないです。
友人たちも気心の知れた友人たちばかりなので今さら自分のだらしなさやズボラさを隠す気にもなりません。
ママ友とかもできるのかもしれませんが、そんなに長い期間家を行き来したりしないと考えます。もちろん、仲のいい人ができれば嬉しいですがね。
ということで、たらればを取り除いて考えると、ゆちゃんちに来てくれるお客さまは親族と友人のみになりました。
憧れたけど却下のスペースや設備
ウォークスルーシューズクローゼット
玄関を開けた時の印象って大事だと思います。
玄関が素敵なら、うわぁ!素敵な家!という感想はちょろいでしょう。
玄関をスッキリさせておくため、いつ来客があっても対応できるようにするための場所としてウォークスルーシューズクローゼットなんてあったらいいですよね。
あったらいいなーって思いました。
ですが、まず、急な来客はほぼないです。
また、玄関二つ分のスペースがないです。
ウォークしてスルーできるだけのスペースも財力もない。
ゆちゃんちにとってはこれは無理に作る必要はない場所と見切りをつけました。
憧れはあります。見た目だけではなく、収納面とか羨ましいです。
でも仕方ない。
スペースもお金もないのだから。
玄関をいつも綺麗にしておけばいいじゃないですか。
それすらできてないですけどね。
お客様が来るとわかったら綺麗にしておく所存です。
【関連記事】狭い玄関について書いた記事はこちらです。
和室
お客さまが泊まりにきた時のためにおもてなしを!和室を!個室を!と考えますよね。
和室となると最低でも4.5畳はほしいのと、来客布団を閉まったりするスペースが必要です。
ですが、そんなスペース取れないんです。
たまにしか使わないスペースのために家族が常時使用するスペースを狭くしたりするのは、まあ、あまり意味がないと思います。
来客のためだけではなく、純粋に畳にゴロンとできるスペースは欲しかったので3畳の小上がり畳スペースを作ることにはしました。
スペースあれば和室欲しいけど作れないし、畳は欲しいという状況の着地点が小上がり畳スペースです。
もちろん、毎日使ってます。
座ったり、ゴロンてしたり、ストレッチしたり、洗濯物畳んだりなどなど、リビングの横なので使い勝手は抜群です。
それと、リビングの床に寝てもらうよりは小上がり畳に寝てもらうほうが、心なしかリビングとは別空間に寝てる感があります。
気持ちの問題ですけどね。
悩んだもの
オープンなキッチン
お客さまから手元が見えちゃいますからね、気にする人は気にしますよね。
でも、ゆちゃんは見た目としてオープンキッチン希望でした。
かっこいいからです。
その希望をたまにしか来ない来客のために捨てようとは思えなかったんですね。
それと、よほど遠くからしかキッチンを見えない間取り以外は、近づくと結構手元なんて見えてしまうものです。
うちの間取りはリビングやダイニングに行くまでにキッチンに近づくので、手元を隠す壁をつけても同じかなと考え、堂々とオープンキッチンを採用してます。
トイレの位置
玄関入ってすぐのところにあります。
風水的に良くないとか、昔は玄関で立ち話するから玄関にあるのはよくないとか聞きますよね。
でも、使いやすい位置を考えると玄関付近がいいですし、玄関での立ち話もする予定ないです。
玄関はとどまるところではないと考えます。
なので玄関近くで問題ないです。
ひと工夫としてドアは見えない場所にしました。
ソファを置くか否か
家を立てる前から夫婦揃ってずっとほしいソファがありました。
ですが、間取りの関係上、置かないほうが賢明と言うことになりソファは置かないことになりました。
ちなみに体にフィットするソファを置いています。
ある時、弟夫婦が遊びにきてくれたときのことなんですが、夫は言いました。
やはりお客さまにくつろいでもらうために、ソファは必要だ。
まあ、そうかもしれないんですけど、お客さまが来てくれる回数と、滞在中にソファで寛ぐ時間なんて人生の中のわずかな時間でしかないと思うんです。
それだったら家族が過ごしやすいような仕様の方がいいと思うのでソファは今後も買わない方向でおさまっています。
まとめ
家を作る過程で、自分たちのことはもとより、来客が来た時のためにこんなものが欲しい、と考えるのはよくあることで自然なことです。
SNSなどを見ていると、お客さまが来た時のためにっていうキーワードをよく見かけると思います。
その人は本当にお客さまが来た時のためにそれを用意する必要がある人なんだと思います。
果たして自分は?
よく考えてみると、ゆちゃんの場合はそんなにお客さまは来ない予定であることに気づきます。
スペースと金銭面で可能なのであれば、採用したいものばかりです。
しかしなごら、実際はそこで暮らす家族の希望を満たし、快適に過ごせる空間を第一に優先すべきであって、それすらできないかもしれないのに来客のために何かを我慢するのは意味がないと考えます。
来客の種類や頻度は人それぞれ違います。
なので、自身が迎えるお客さまとそこにかける時間などを参考に、自分に必要なものなのか、我慢すべきものなのかを考慮して仕分けしていくといいと思います。
ちなみにこれはゆちゃんのようにスペースとお金に悩んでる人の場合ですよ。
どなたかの何かの参考になれば嬉しいです。
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