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妊娠糖尿病実録。食事療法を実践!

出産•子育て

管理入院を終えて、いざ、自分で血糖値を抑える料理を作る生活が始まります。

こちらの日記の前に2つ日記がありますのでこちらからどうぞ。

妊娠糖尿病日記。発覚から管理入院 前編

妊娠糖尿病日記。発覚から管理入院 後編

今回は2018年11月中旬から2019年1月の出産日までの食事療法のため日記形式で書くと長くなるので項目ごとにまとめてお話しします。

目次

  1. 糖質の大前提
  2. 勘違いされやすいこと
  3. 妊婦がゆえのルール
  4. 調味料
  5. 食材
  6. 食べ方
  7. 私の結果
  8. 終わりに

1.糖質の大前提

こちらの記事を読んでくださる方はすでに知識をお持ちの方が多いと思いますので、詳細には書きませんが、“糖質とはなんぞや”について書きます。

糖質、糖質っていますが、パッと思いつくものはまず甘いものだと思います。

それは間違いではありません。

甘いものには間違いなくかなりの量の糖質が含まれています。

砂糖や蜂蜜はもちろん、にんじんやかぼちゃなど甘いと感じるものには糖質が含まれています。

それと、米やパン、芋類などの炭水化物も糖質に当たります。

厳密には

炭水化物➖食物繊維

と言われています。

なので、食品表示を確認するときは

“糖質” “炭水化物”と言う表示を確認することになります。

2.勘違いされやすいこと

上記のように、糖質とはごく単純なものなのですが、家族や友人に話すとなかなか理解されず、説明がややこしいです。

そこで生じるのが

カロリーと糖質がごちゃ混ぜ問題です。

糖尿病という病名のせいもあってか

“糖質=悪”のイメージがあり、それは理解してくれるのですが

“悪といえば=カロリー”も入り込んできてしまうようです。

“ヘルシー=正義”も手伝っているのでしょう。

また、一般的に“糖尿病=太っている人がなる病気”と思われているので

“太らないようにする→カロリー少なくする”となってしまうのでしょう。

それはそれ、これはこれなので、血糖値を抑えるためには上記の糖質の摂取を抑えなければなりません。

ステーキでも焼肉でも塩で食べれば問題ないです。

マヨネーズとバターはお友達です。

ドレッシングも市販のものは糖質が多いので、手作りすればオイルがたっぷりでも怖くありません。

ローカロリーが低糖質とは関係ない証拠に

カロリーハーフのマヨネーズは通常のものより糖質が高いのです。

意外なものもあるので食品表示をよく確認するようにしましょう。

カロリー高くても全然大丈夫!って言ってるわけではありません。

糖質オフを優先すべきでカロリーは二の次ではありますが、無いにこしたことはないです。

3.妊婦がゆえのルール

最近、低糖質ダイエット、ロカボなんて言われて流行ってますよね。

あれは、なりたい体系や目指す体重などにもよりますが、とにかく目標達成のために食事を低糖質すればいいと思います。

もちろん、正しいやり方もあるのでしょうが、ほんの少し低糖質を意識するのでもよし、短期決戦で糖質を極力取らないことも、可能なのです。

ようは自分の匙加減で調整できます。

が、しかし、妊娠糖尿病患者、すなわち妊婦はある程度の糖質と栄養を取らなくてはいけないのです。

全く糖質をとらなければ食事の用意自体は簡単ですが、糖質も栄養も必要となるからめんどくさいのです。

そこで、当時から疑問だったことがあります。

太りすぎてる妊婦さんで、産院が太っていることに厳しい場合、「太らないように」と言われ、太らないことだけを目標に食事をしている人がいると思うのですが、あれでいいのが不思議です。

実際、友人が体重管理が厳しい産院だったため、最後の方は何食べてもダメで、あまり食べなかったと言ってました。

それでいいのであれば同じ妊婦だし、糖質取らなければ血糖値上がらないんだから、そうしたらいけないものなのだろうかと思ってました。

先生と栄養士さんに聞きましたが、苦笑いでダメと言われてしまいました。

まあ、体重増えてないのに、食べれるのに、いいよいいよ!とはいえないですよね。

もし、体重増加に怯えてる妊婦の方がいましたら、妊娠糖尿病患者と同様の食事をおすすめします。

私はダイエットに関しては低カロリーよりも低糖質に賛同します。

4.調味料

主食である炭水化物に糖質がたくさん含まれてるのはもちろんですが、侮ってはいけないのが調味料です。

砂糖はもちろん、ソースと名のつくものや甜麺醤、めんつゆ、そして意外なことにさっぱり味のポン酢などは糖質多めです。

また、とろみつけの片栗粉などは糖質の塊ですので気をつけなければなりません。

そうすると和食と中華は避けなければいけない道なのです。

ですが、栄養士さんから砂糖の代わりにおすすめされ、実際に使ってたのが “ラカント”です。

植物由来の甘味料で糖質なしです。

お値段が高いですが、砂糖を使えないと悩まないための代金と思えば安いものです。

レトルト商品は糖質が含まれていることが多いのでほぼ使えません。

いつも料理する人は問題ないでしょうけど、レトルトに頼っている人はつらいですよね。

ポジティブに捉えますと、これを機に料理の腕が上がるのは間違い無しです。

5.食材

何度も言いますが、甘いものには糖質が含まれています。

甘いものといえばフルーツが思い浮かびますよね。

健康に良さそう、妊婦に良さそう!ですが、果糖も糖質です。

低GIだからいいと言う考え方もありますが、糖質が含まれてるか否かでいえば、間違いなく多分に含まれています。

そして、野菜も葉野菜以外にはほぼ含まれてます。

甘いだけではなく、甘みのあるものも気を付けなくてはなりません。

トマトやにんじん、かぼちゃやレンコンなど果実や根菜類、ほくほくしてるもの、つまり美味しいものは糖質多めです。

野菜ですから食べることは悪ではありませんが、摂取量に気を付けなければなりません。

タンパク質にあたる肉、魚、卵、大豆製品はお友達です。

私としてはこれが唯一の救いでした。

6.食べ方

管理入院にて栄養士さんから教えられた通り従います。

①よく噛み、時間をかけて食べる

②食べる順番に気をつける

※私の時は野菜類→タンパク質→炭水化物の順でした。

7.私の場合の結果

上記、教えられた6項目を意識して残りの妊婦生活を過ごしました。

数値はいつもギリギリの値前後をうろうろすることもありましたが、インスリン注射に移行することはありませんでした。

ただ、出産が近くなるにつれて数値が下がりにくくなってきたため、最後の数週間は指導のもと5回食から朝食を2回に分けて6回食を行ってました。

また、上記のことを守る以外にも運動量を増やしたり、糖質を抑えるのにいいとされている方法を試すなど、もがいてました。

詳しい数値や食事はこちらにまとめてあるのでよろしければご覧ください。

まとめてあるというか、自分のために記録してました。

数値が下がらなくなった時などのために食べたものの記録をしておくと、先生や栄養士さんにアドバイスをもらう時の参考になるから、ぜひ記録しておいてください。

と産院から言われてました。

こちらは久しぶりに開いたらレイバンの広告が勝手に掲載されてました。なぜ。

また、記録についてのお詫びですが、1月に夫の実家で起こった事で心が疲れてしまい、2018年年末までの記録となってます。最後の10日ほど記録が抜けてます。また、途中からやり始めたため、初期の記録も抜けてます。

ですが、どんな料理でこの程度の数字なのか?というのを確認する程度には使ってもらえると思います。

8.おわりに

これを読んで食事療法ってめんどくさいと思った方、大したことないって思った方、様々かと思います。

仕事をしてるしてない、お子さんがいるいない、夫が食事にうるさいなど状況によってかなり変わってくると思います。

私は仕事もしてないし、子どももいなかったし、夫の食事を別で用意する気もさらさらなかったので、自分の食事だけに集中することができました。

普段からどんな食事の用意をしているのか、料理の得意不得意もかなり大きく関わってくると思います。

めんどくさいめんどくさいとは言ってしまいましたが、誰が食べても健康的なバランスの良い食事を作っているだけなのです。

食事作りに関してはあまり深刻に捉えず、赤ちゃんのため、家族のため、自分の健康のため、とポジティブに捉えていきましょう。

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