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妊娠糖尿病日記。発覚から管理入院 後編

出産•子育て

前半はこちらよりお読みいただけます。

妊娠糖尿病でした。発覚から管理入院 前編

後編は管理入院したところから始まります。

目次

  1. 管理入院
    1. 管理入院とは
    2. 血糖値測定
    3. 食事管理
    4. 運動
    5. 退院
  2. おわりに

1.管理入院

1.管理入院とは

私の産院では初日は昼食から入院して退院のまで3泊4日でした。

血糖値を抑える方法として以下の2つあります。

•食事療法

•インスリン注射

こちらの産院では管理入院にて食事療法を行い、血糖値の数値を確認します。

食事療法により血糖値の上昇が得られれば退院後、食事療法を自宅にて実践します。

食事療法では血糖値の上昇を抑えられない場合には、糖尿病を診ることのできる内科と産科があるような総合病院にで診察、出産となります。

私の通っていた産院は婦人科と産科しかなかったのです。

お世話になってきた産院から移るのはなんだか不安でした。医療的にとかではなくて、ただなんとなくです。

産院を選ぶ時に総合病院か否か迷いましたが、いざというこういう場合まで考えておくべきなのでしょう。

そんなこと言ったら総合病院しか選べなくなってしまうのですがね。難しいですね。

2.血糖値測定

管理入院では朝の血糖値と食後の血糖値を測ります。

そこで、用意するよう言われていた測定器と針の登場です。(私の測定器の場合はチップも必要でした)

助産師さんに使用方法を一緒に読みながら教えてもらい、測定します。

血糖値ですから、血を出さなくてはなりません。

自分で自分の指に針を刺し、血液を出します。

その血液から数値を測ります。

こんな経験初めてでしたが、ほんの少しちくっとするだけで怯えるほどの痛さではありません。

なので、ご安心ください。

しかしこれ、値段が高い。

測定器にもよりますが、私が使用した測定器、針、チップを揃えるのに2万5千円くらいしたと思います。

そして、今後も針とチップは無くなるたびに買わなくてはなりません。私は2週間以内にはなかなってたのでほぼ毎週買っていました。

何か持病があると、なんでもお金かかるんですよね。

3.食事療法

食事は分割食で以下の5回食でした。

朝食

昼食→昼食②

夕食→夕食②

血糖値測定は、朝食前、朝食後、昼食後、夕食後の4回でした。

食事はこんな感じです。

昼食の1回目です。
夕食の1回目です。

朝食は撮り忘れてしまいました。

朝食はこの2倍の量を1度に食べていたと思います。うろ覚えですみません。

ちなみにこの病院では朝食にパンは出ませんでした。毎回お米でした。

昼食は前半と後半で同じものが出ます。

夕食は前半は写真のようないかにもな夕食なのですが、後半はサンドイッチだったり春雨スープだったりといわゆる軽食が出てました。

食事に関しての感想は思っていたより、と言うよりは全然入院食ではない、と言うものでした。

食事療法なんて聞くと、おいしくなーいご飯を食べなくてはと勝手に想像してましたが、いい意味で期待を裏切られました。

普通に美味しいし、満足感があります。

そう、美味しいし、品数もたくさんだからゆえ満足できるのです。

が、この食事にはたくさんのルールと料理への丁寧な姿勢が込められているのです。

血糖値を上昇させないための食材や調味料の選び方、きちんとした計量などなど。

これを毎日自分でやるとなったらえらいことです。想像しただけでめんどくさくて身震いします。

食事の仕方は栄養士さんから指導があります。

野菜→タンパク質→炭水化物の順によく噛んで、時間をかけて食べます。

※この食事の仕方は研究によって日々変わりますので、その時その時の指導に基づいて食事してください。

普段から早食いの私は、これがかなりキツかったです。

しかしながら、普通の女子よりははるかに量を食べる私ですが、この食べ方のおかげか足りないと言うことはありませんでした。

血糖値も寝起き100以内、食後120以内も問題なくクリアしました。

4.運動

入院する時の持ち物の中に運動服、運動靴がありました。つまりは、入院中に運動してくださいってことです。

運動は意味があることなのでしょう。

私の産院はマタニティやママさん向けのジムやプールがあるところでした。

数あるプログラムの中から水泳を選択しました。

水中でのエアロビクスやウォーキングではありません。

ただ泳ぐやつ。

いざ参加すると、妊婦がするにはきついのではないかってくらい泳ぐ。

ひたすら泳ぐ。何本も泳ぐ。私が泳げるとわかるとレベルを上げられる。クロールの息継ぎの回数の指定される。

こんなつもりじゃなかった、と終わってから思ってましたが、疲れるって達成感を得られますね。

だらだら過ごしてたので久しぶりの感覚でリフレッシュできました。

ちなみにこの時は食事療法がうまくいってたのでこれと言って運動の成果は感じられませんでした。

ですが、これをきっかけに別のプログラムですが、通うことにしました。

5.退院

このように運動も楽しみ、特に問題なく入院生活を送っていたので、なんと!3泊4日の入院が2泊3日に短縮されました。

入院費が少しでも浮いて助かりました。

入院中の栄養士さんから食事の仕方の説明とともに、妊婦に必要な食事量や、家に帰ってからの食事の作り方の注意点の説明を受け、退院となりました。

2.おわりに

管理入院は食事療法が可能か否かの確認とともに、実際の食事を体験し、自分で作るための知識を蓄えるための入院期間だったのだとわかりました。

元気な状態での入院のため退屈ではありましたが、いろいろ勉強になりました。

そして、自分で食事を作って管理することが不安で不安でしかたなかったです。

慣れてる人ならともかく、慣れてない人がルールに縛られての一汁三菜ってなかなかしんどいものです。

これからの生活を想像してため息が出ました。

料理のめんどくささはもちろんですが、ため息の理由の1つをお話しすると、

夫が面会に来た際に、イチゴミルクを私の目の前で飲みやがったのです。

甘いもの食べられない私の前でです。

妊娠糖尿病に対しての理解がなさすぎます。

お茶を飲む、隠れて飲む、いくらでも方法があるはずなのに一番やってはいけない選択肢を選んでます。

このことは一生忘れません、また一生忘れないことを夫に対して宣言してます。

食べ物の恨みは怖いですよ。

妊娠糖尿病の方と一緒に戦う覚悟を持って、闘病生活に挑みましょう。

以上が、発覚から管理入院 後編となります。

お読みいただきありがとうございました。

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